ラジオで英語学習

ここ2週間くらい、NHKゴガクというアプリを使って英語学習をしています。

NHKゴガク 語学講座

NHKゴガク 語学講座

  • NHK (Japan Broadcasting Corporation)
  • 教育
  • 無料

 

NHKの語学講座(ラジオ)がまとまっています。

気に入っているのは

 

・いつでもどこでも何度でも聴ける

・番組によってはクイズやテストがついていて学習効果を確認出来る

・番組の質が高い

・スマフォで出来て、1つの番組が5分、10分なので気楽

・動画じゃないのでバッテリーの減りが少ない

・無料!!(テキストを買えばお金もかかりますが、私は今のところテキストは使っていません)

 

 

 

オススメの番組を紹介します。

まずは基礎的な英語力を鍛える系の番組です。

 

 

 

・基礎英語0〜3(10〜15分)

テキスト付きで0〜3まで真面目にやれば、学校に通わなくても中学英語まるっと出来ちゃうんじゃないでしょうか。それくらい丁寧な番組です。引きこもっていた時に知りたかった!ある程度英語学習をしてきた人なら、テキストなしで復習として聴いても役立ちます。テキストがあれば中学英語が出来なかった頃の私でも楽しく聞けましたし、かつ普段から英語で仕事をしている夫が横で聞いていても「へぇー」「なるほどー」と思えるきちんとした説明が1つ2つはあったりするので、一度は勉強したことのある人の学び直しや、子供に英語を教えたい人にもオススメできます。(基礎英語0は子供向けの英語の準備体操みたいな番組で、本格的な学習は基礎英語1からです)

 

基本的にNHKラジオなら最初は基礎英語シリーズをやるしかないと思います。

中学英語がある程度できている方なら、語彙力を鍛える「ボキャブライダー」と合わせて学習するのもオススメです。

 

ボキャブライダー(5分)

単語力の強化に使える番組です。ゴガクアプリ内に、この番組に完全対応したクイズアプリがあり、学習しやすいです。クイズをやっていくとバッチがもらえて、勉強時間と勉強量を表示してくれるのでモチベーションがあがります。

番組では、毎回テーマに沿った4つの単語を覚えます。1つの単語に1分くらいかけて、文の中でどんな風に使えるのか、どんなニュアンスや意味の幅を持った単語なのか教えてくれるので、楽しく負担なく、しっかり勉強になります。単語や短文が中心なので、シャドウイングの練習にもちょうどいいです。

 

英語の基礎が身についてきたら「英会話タイムトライアル」がオススメです。

 

・英会話タイムトライアル(10分)

瞬間英作文(日本語のお題に対して制限時間内に英文を作って声に出す)の練習ができます。まず、番組の冒頭で瞬間英作文のお題が出題されます。この段階では作れなくてもOK。だけど、思いついたこと精査しないで出来るだけ口に出した方がいいです。次に、番組からのオススメ(模範回答)と解説をしてくれます。そのあと、模範回答を声に出して言ったり、模範回答を参考に自分でも英作文をする流れになります。リスニングがきつければ、テキストを買ってもいいかもしれません。頭と口を能動的に使えるので、正しい英語を喋ろうと力まず、体操のような感覚で気楽にやるといいと思います。

 

・エンジョイ・シンプル・イングリッシュ(5分)

これは完全なリスニング番組です。英語の読み聞かせのような番組で、曜日ごとに日本の観光旅行、昔話、日常ドラマ、色んな国の紹介、日本文学とテーマが決まっています。「英語の問題を解く」から「英語を通して別の世界に触れる」に移行したい人に向いています。基本的に日本語の解説はないので、高校英語まで一通りやったことがあることが前提だと思います。文法的には中学英語でいけると思いますが、いきなりだとリスニングや語彙が難しいと感じるのではと思います。高校英語までちゃんとやった人なら、リスニングは慣れていけると思いますし、語彙も「分からないものだけ調べる」が苦痛にならないと思います。あと、この番組で英語力をあげようと思ったらテキストは必須かなと思います。テキストがないと、ただ耳が少し良くなったり、英語に対して器用になるだけになってしまう気がします。私もこれからテキストを買おうと思います。

 

 

 TOEIC模擬試験やってみた

夫が仕事の為に英語を習い始めた。

効果を見る為に定期的にTOEICの模擬試験をやるとのことなので、私も一緒に解いて見ることに。

 

リーディングパートは問題集が1つしかなくて2人同時には出来なかったので、その日はリスニングパートだけやってみました。採点すると出来ていたのは100問中40問でした。(200点前後)これにリーディングパートの点数を足して、スコアの目安を出すみたいです。

翌日、解答と解説を見ながらもう一度聞き直して見ました。

音は結構聞こえているようです。ですが、単語力が大幅に足りず意味を理解することが出来ませんでした。

 

解説を見ていて面白かったのが、実際喋っていた人の国籍が国旗で表示されていたこと。

アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの人が交代で話していました。私はイギリス、カナダが聞きやすいと感じましたが、音源で喋っていた人は、みんな発音が綺麗なので、聞き辛い人はいませんでした。

 

これから夫が3ヶ月かけて、 TOEICの点数を100点くらい上げていくと言っていたので、私も併走して一緒に100点くらいあげていけたらいいな、と思います。

「学びなおし」をはじめたきっかけになった本

 

『中1英語をひとつひとつわかりやすく』

 

2年ほど前、本屋でこの本をみつけたことがきっかけで、私は学びなおしをはじめました。

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英語ができない、と人に言うと、必ずと言っていいほと言われた言葉があります。それは「中学英語が出来れば大丈夫」

 

その中学英語が出来ない(というか範囲すら知らない)状況のまま大人になってしまった私は、その言葉を聞くたびに「中学英語、やらなきゃ・・・」と思っていました。

 

 この本は、そんな時に手に取った本でした。

 

パッと見が、手書き風の文字で余白を多めにとってあるので、参考書に苦手意識のある私でも読もうと思えました。

そして実際に読むと、とにかく説明が簡潔なんです。本当に大事なところだけを丁寧に書いてあるので、ひとつひとつわかって、モヤモヤを残さずに次の項目にうつっていけるのがとてもよかったです。

 

この本でなら義務教育を受けていない自分でも、最初からコツコツやって行けば、最後まで取り組める!と感じることが出来ました。

 

文中の単語の数がとても少なく、最初の数回は単語のすぐ下に必ずその単語の意味が書いてあるところも気に入りました。意味の書いていない単語は、すでに何度も出てきた単語だということが明白なので、説明がなくなるまでに覚えよう!と自分で意識しました。覚えれなかった単語だけこまめに書き取りをする癖をつけたところ、本をやり終えた時には、読めない単語がない状態で、次の学年へ移ることができました。

 

 

実際に、私は1年ほどかけて、このシリーズの「中1」〜「中3」と「英検3級」の4冊の本で勉強をして、英検3級を取得することが出来ました。

 

 

私にとって、このシリーズが良かったのは下記の条件を満たしていたからだと思います。参考にして頂けたら幸いです。

 

・自分で選んだ本で勉強したこと

・「テスト/模試に出る」 「ここはもう知っていますね(なので説明省略)」

 と言った学校に行っていない子にとって疎外感を感じる描写がほとんどないこと

・必要なことだけ書いてあること(学びなおしは範囲が長いほど気が遠くなるので

 意外と大切)

・必要なことは書いてあること(授業などを想定せず、その本だけで勉強が簡潔

 できる)

 

 

 

 

不登校していた時の読書が、その後の自分を支えてくれた

ひきこもりをしている人の時間はゆっくりと流れている。

周りから取り残されるような不安も、私の場合そんなに感じていなかった。

何しろ比較する「周り」がいなかったもので。

 

途方もなく長い時間に、私は、絵を描いたり、テレビをみたり、読書をしたり、家族と話したり、飼っている鳥と遊んで過ごした。ゲームをすることもあった。

 

無為な時間や、ただただ苦しく実りのない時間、負のスパイラルから抜け出せなくて起きては喧嘩、寝ては悪夢にうなされるのを繰り返し、ただ家に居るだけなのに片時も休まらない、なんてザラだったが、時間がたっぷりとあることが幸いして、本来なら読破できなかっただろう難しい本を読破した経験もある。

 

ある時、私はアインシュタインの名言集を読んだ。

 

ちゅらさん(朝ドラ)を観て好きになった女優の菅野美穂が、勧めている本だからという単純な理由だった。

 

その本の中で、アインシュタインは「相対性理論」を考え出した人だと知った。母に相対性理論とは何か質問すると、こんな本を見つけてくれた。

 

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とてもカジュアルな文章で、図や数式を読み飛ばしてもとりあえず意味が通じるように書いてあったので、苦労しながらも読み終えることが出来た。

相対性理論について、母に説明してあげると、母はすごく喜んでくれた。

「普段勉強していないのに相対性理論がわかるなら元気になったらきっとなんでもわかるようになるから、今どんなに勉強できなくてもきっと大丈夫!」

とかなんとか言っていた。

からしたら私が勉強していないことがとても心配だったんだろう。

 

今振り返ると、正直言ってこの経験は、私が義務教育(基礎)と向かい合うことから長い間逃げられてしまった一因にもなっている。だから今、こうして義務教育をやり直しているので迷惑な要素もあった。

 

しかし、学校へ通い始めてから学校や勉強に慣れるまでの苦しかった時間、潰れずに耐えられたのは「相対性理論だってわかったんだから、きっと大丈夫!」「私はクラスで最下位の成績だけど、クラスメイトの知らない難しいことを知っている」「難しい本を読破した経験がある!」といった想いが、自信やプライドにつながり、自分を前向きにしてくれたからだと思う。アインシュタインとか相対性理論という「すごい感」のあるものなのに、実際には読みきれるレベルのものだったのが良かった。

 

ただでさえ学校へ行っていない子供が、時折みせる妙な学習意欲を、出来れば学校の勉強に当てて欲しいと思う親御さんも多いと思う。だけど、子供に自己肯定感を持たせてあげたい時には「学校のみんなが知らないこと」の方が都合がいい。ベールが剥がれづらいので、魔法が長く効く。

学校へ行っていなかった子にとって「宿題」が「勉強や登校」の邪魔になることもある

5年ぶりに学校へ行き始めた私が、はじめのうち、とても苦労したことの一つに「宿題」があります。

 

 

 

勉強していなかったのでプリントの穴埋め問題が出来ない、といった苦労はちょっと想像すれば分かるかもしれませんが、私の場合は書き取り問題を消化することすらままなりませんでした。

 

私は、学校に通い始めたばかりの頃、英語の書き取りの宿題を、1ページ終えるのに、1時間かかっていたのです。

なぜなら、アルファベットの小文字が分からないからです。

例えば「hとnとr」「aとe」 「bとd」「fとt」などの区別がついていませんでした。

なので、一文字一文字「この線は付き出るんだっけ?」「この線はどこまで伸びるんだろう?」と考えながら、お手本とにらめっこして書いていました。単語の書き取りというより、むしろ文様を模写しているような感覚でした。

 

ただでさえ5年ぶりの集団生活です。初めての地域で知らない人に囲まれ、よく分からない方言で話しかけられ、分からないことばかりの授業をクラスメイトの好奇な視線に耐えながら恥を忍んで受けて、帰宅した時にはヘトヘトでした。

 

そんな中で、よく分からない外国の文字をひたすら書き写す作業。全ての教科で同じような状況に陥るため、夕方から始めた宿題は深夜になっても終わりません。

 

それでも最初のうちは前向きに取り組んでいました。

勉強をしてこなかった分、取り戻すためには相応の努力が必要なのは当然ですし、これを乗り越えれば英語がわかるようになると思ったからです。

 

しかし、書き写すのが精一杯で、なんの文字を書いているのかすら分からずに書き取りをしても、身になるはずがありません。

 

だんだんと私の中で宿題をやる前に、アルファベットを覚えたい、基礎をやりたいという気持ちが高まってきました。

 

事情を先生に相談し、宿題を免除するか、中学1年生レベルの宿題を出してもらえないか掛け合ってみましたが、答えは「NO」でした。

「状況は理解出来るが、特別扱いをすると他の生徒から苦情がでる。家族でうまくやってくれ(家族に宿題を解いてもらったとしても気づかないよということです)」と言ったことをモゴモゴと言われたわけです。

 

すると、今度は母親が「思春期の子供に、嘘やズルを教えるのは良くない」と言い始めました。言っていることは正しいですが、私としては困りました。家族の協力なしには、私に必要な勉強が出来ない状況なので、こちらも必死です。

 

最終的に家族の中で「学校の宿題」と「本当の宿題」といった2つの宿題の定義が生まれ、学校の宿題は親がやってもいいと先生が認めてくれたので「嘘」ではない。本当の宿題は自分が本当に必要としている勉強をやることで、本当の宿題をやっていれば「ズル」ではない。ということに落ち着いて、親が宿題をやってくれるようになりました。

 

そして、私は大好きなおばあちゃんからアルファベットを教わり、無事にアルファベットを読み書き出来るようになりました。

 

アルファベットが分かるようになると、英語の教科書が「模様」から「文字」に見えるようになりました。まだ意味を持った「文章」に見えるようになるのは先の話ですが、大きな第一歩でした。

学校や勉強を嫌いにならずに続けてこれたわけ【最初の授業】

私は、小学校4年生の途中から中学3年生の途中までまったく学校へ行きませんでした。勉強もしていませんでした。

 

そして、中学3年生の夏休み明けから転校もして学校に通いはじめました。

小学四年生の学力で、高校受験真っ盛りのクラスに放り込まれたということです。

 

だけど、そんなことを全く自覚していなかった私は、集団生活や人間関係に対する不安で精一杯で、勉強に関しては小学4年生の時、まあまあ頭がよかったから、きっと今も頭がいいだろう、くらいにしか考えていませんでした。

 

そんな私に親や祖父母は「知らないことを知らないのは当たり前だから、もしわからなくても頭のせいじゃない。だから落ち込むな」「問題文に知らない言葉が沢山ある問題は解けないと思っていい」としきりに言っていました。

 

それでも私は、良い点とってびっくりさせて、褒めてもらおうと考えていました。

 

しかし、転校初日、いきなりの実力テストによって、私は自分の学力を思い知らされることになります。

 

まず、とにかく問題文が読めません。

英語なんて、アルファベットの小文字を見たことがなかったので、知らない文字で埋め尽くされていましたし、数学も数字と記号5つ(+、−、×、÷、=)以外すべて読めませんでした。社会や理科に関しても漢字からして読めませんでしたし、国語は古文漢文というものがある、ということも知らなかったので、国語なのに日本語じゃない問題が出てきたと思ってムッとしたほどです。

 

その時のテストの点数は

数学2点、国語40点、美術95点、あとの教科は全て0点でした。

 

美術と読書が好きだったので、美術の知識と現代文の問題はなんとか解けたんです。

 

数学の2点は、確率の問題です。

数学のテストの時間、問題を読むことすら出来ず、開始1分でやることがなくなってしまったのですが、よくみると最後に文章問題がありました。その問題文には数学的な用語がなかったので、問題文が読めたのです!それに1時間も何も出来ずに座っているだけなのが苦痛だったので、全部のパターンを書き出して、数えて答えを出してみたんです。すると、テストが返却された日、×で埋め尽くされたテスト用紙の最後に、たったひとつのハナマルと、すごい!頑張ったね!というメッセージがありました。

とても嬉しかったです。点が取れなくて落ち込むというのは逆にありませんでした。テストを受けた時点で分かりきっていたからですね。

親たちが答案を受け取る前に「一点でも取れたらすごいよ!」「投げ出さずに最後まで受けたところがすごい!よく頑張った」と言ってくれたのもショックが小さくすんだ大きな理由だと思います。

 

このような経緯があって、本当は大失敗のはずのテストが、私にとっては大成功のテストとして今でも記憶に残っています。

 

 

テストの問題を解けないのは、勉強をしてこなかったからで、頭が悪いからではないと状況を理解することで(認知)結果が悪いのは自分のせいじゃない&自分は勉強することで今の状況を乗り越えることが出来る、と考えられた(感情)

 

不利な状況を最後まで諦めずに乗り切ることができたと周りの大人から認めてもらえたことで(認知)自分でも自分を認めてあげることが出来た&次からも自分なら試練を乗り越えることが出来ると感じることだ出来た(感情)

 

この認知と感情が、苦しい状況の中でも

勉強を続ける(行動)を支えてくれています。

 

ちなみにハナマルをつけてくれた先生には、私が5年間学校に行っていなかったことを転校の手続きをする時点で伝えてありました。こういうことを先生に伝えるかどうか、家族で悩みましたが、5年間のブランクは隠しきれないと判断して、どうせなら出来るだけ正確に把握してもらったほうが、トラブルが少ないだろうと判断しました。

 

 

 

 

 

このブログについて

私は、わけあって小学校の4年生の途中から中学校3年生の途中まで学校へ行きませんでした。勉強もしませんでした。

 

その後は苦労しながらも、高校、短大と進学し、短大卒業後に2年間の勉強を経て学士を取得しました。

卒業後は仕事についたこともありますが、

今は専業主婦をしながら、子供の頃に学べなかった小学校4年生から高校3年生までの勉強を学んでいます。

 

大人になった今、わざわざ子供の頃の勉強をやり直すのは、小学校、中学校、高校で学ぶ内容が全ての学びの基礎になっている、基礎ができないまま何を学んでも、ただ面白い、もしくは難しい、で終わってしまうと感じるようになったからです。

 

 

このブログでは

 

・義務教育を長期間受けられなかった人が、大人になってどんな風に勉強しているのか

・どんな教材や勉強法が役に立ったのか

不登校期間の長い子供が学校や社会に出て、どんなことに苦労するのか

・それをどうやって乗り越えたり、やり過ごしてきたのか

 

といった内容を自分の経験に基づいて書いていきます。

 

同じような立場の人や、同じような立場の人の役に立ちたいと考えている人に読んで頂けると嬉しいです。

 

よろしくお願いします。